タブレットの利用目的
タブレットには3種類あります。
(1)iPad
(2)Androidタブレット
(3)Windowsタブレット
2010年1月に登場したiPadが最も進歩していることは言うまでもないでしょう。続いて、Androidタブレットが登場して、その安さゆえにかなりの普及を見せています。かなり遅れてWindowsタブレットが登場しましたから、軽量化などまだまだ追いついていない面が多くあります。しかし、技術の進歩は驚くほど早いので、すぐに追いつくに違いありません。そして、9インチ以下のタブレットでWindows with Bingが無償化されたこともWindowsタブレットの進歩をいっそう加速させる要因になるに違いありません。
時代の流れで考慮に入れるべきは、SIMフリー版の登場です。今後は、格安SIMが主流になることでしょう。
ディスプレイの大きさ
しかし、2015年1月現在でいえば、重さはディスプレイの大きさだけでなく、OSや機種によっても異なります。iPadやAndroidタブレットなら、10インチでも400g台のものがあります。Windowsタブレットで10インチですと、軽くても550gで、通常600gはあります。しかし、もう少し待ては、Windowsタブレットでさらに軽量のものが出るに違いありませんね。
待てないで、Windowsタブレットを選ぶのであれば、今のところ8インチということになるでしょう。ちなみに、ThinkPad8は8.3インチで430g(実測で約400g)ですね。
SIMフリー版はいい!
かなりSIMフリー版も多くなってきました。しかし、SIMフリー版を選ぶとなると、まだまだ機種が限られて、選択肢が狭められてきます。特に、WindowsタブレットでSIMフリー版を探すのはかなり難しく、法人仕様であったり、あっても高額になる場合が少なくありませんね。一方、iPadやAndroidタブレットならSIMフリー版の機種も多くなってきています。
しかし、今のところスマートフォンでテザリングすると月7G使えます。格安SIMですと、月1000円で 2G程度ですね。BiglobeのデータSIMは、会員IDがあれば月額756円で月2Gですね。
OSは何が適しているか?
仕事でオフィスを使う人なら、Windowsタブレットが最適ということになります。しかし、軽量のタブレットで生産的な仕事を求めるのはあまり賢明ではないかもしれません。
Windowsタブレットの場合、アプリは、Windowsストアでリリースされているアプリとデスクトップのアプリの2種類あります。Windowsストアアプリはタブレットに最適化されているので使いやすいのですが、デスクトップのアプリはキーボードとマウス無しでは操作し辛いことを念頭におく必要があります。
それで、8インチのWindowsタブレットで主にデスクトップのアプリを使うということはないでしょう。WindowsタブレットもWindowsストアアプリを使ってこそタブレットの意味があるのですから。そして、時々、デスクトップのアプリも使うという使い方がベストでしょう。
そうした視点で、3種類のOSのどれが自分にあっているかを考えることができます。結局、知識や好みが大きな要素になると思います。
iPad air 2 | Nexus 9 | Thinkpad 8 | Surface 2 | |
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OS | iOS8 | Android 5 | Windows8.1 | Windows8.1 RT |
CPU | A8X 64bit 3コア | Tegra K1 64bit 2コア | Atom Z3795 64bit 4コア | Tegra 4 4コア |
ディスプレイ | 9.7インチ Retina 2048*1536 (4:3) 264PPI 画面の長辺19.7cm |
8.9インチ IPS 2048*1536 (4:3) 288PPI 画面の長辺18.0cm |
8.3インチ IPS 1920*1200 (16:10) 273PPI 画面の長辺17.7cm |
10.6インチ 1920*1080 (16:9) 208PPI 画面の長辺23.5cm |
重量 | 437g | 425g | 430g(実測約400g) | 667g |
バッテリ時間 | 約10時間 | 約9.5時間 | 約8時間 | 約10時間 |
micro SD | × | × | ○ | ○ |
SIM | SIMフリー | SIMフリー | × | × |
価格 | 約6万5千円(64GB) | 約5万円(32GB) | 17%OFFで約4万7千円(64GB) | 約4万5千円(32GB) |
コメント | 画面はきれいで、軽く、しかも動作も速い。タブレットの本命機。 | Androidの開発者GoogleプロデュースのAndroidタブレットの本命機。最新のOSでiPad air 2に迫る。 | 重さや解像度でiPad air 2に対抗できる、Windows8.1の本命機。64bit、4GBメモリ搭載。 | Windows8.1 RT。タブレットとしての使い方次第では役立つ。やはり大きい画面はいい。 |
※他の注目すべき約5万円のAndroidタブレット:
Xperia Z3 (8インチ/1920*1200/270g)・・・・とにかく、最薄、軽量!
GALAXY Tab S 8.4 (8.4インチ/2560*1600/294g)・・・・高解像度、高性能!
Fire HDX 8.9
lenovo直販店で2014年12月31日に注文しました。17%引きで約47,000円です。出荷予定日は1月20日となっていたように記憶しています。 注文後、2時間ぐらいで「Release to manufacturing」となっていました。 1月8日に、「出荷予定日 1月9日」「配達予定日 1月16日」と表示されました。 そして、1月10日に日本着。ついに、1月14日に配達されました。
気になる重量ですが、実測でちょうど400gでした。仕様よりも30gも軽いのです!ディスプレイは仕様通り解像度が高く、非常にきれいに表示されます。
クイックショットカバーはどうも使う気になれないので、2つほどカーバーを注文しました。というのも、最初に注文したケースは108gと書いてありましたが、実際には150gあり、しかも使いにくかったものですから。後で注文した、Hy+ Lenovo ThinkPad 8 ケース カバー
Thinkpad8は高解像度のためバッテリーが8時間しか持ちません。それで、バッテリーを長持ちさせる方法を考えておきましょうか。
バッテリー消費が大きいものがいくつかありますが、ディスプレイの明るさはその1つです。それで、なるべく40%以下が推奨されているようです。また、データ通信もかなりバッテリーを消費します。それで、使わないときはOFFにしておくといいようです。この点で機内モードにすると簡単にすべてのデータ通信をOFFにでき、回復も簡単にできます。シャットダウンしたくなければこれが一番簡単な方法ですね。
さて、リチュウムイオン電池にはメモリー効果による劣化はほとんどないようで、劣化の原因は次の3つといわれています。
(1)充放電の繰り返し(約500回で半減するといわれています)
(2)過放電と過充電
(3)発熱
発熱対策としては、Lenovo Settingで冷却モードをONにしておくことができます(Lenovo SettingはLenovoのSystem Updateで更新してから使うといいようです)。
また、過放電と過充電を避けるため、充電を20%~80%に保つと良いという人もいます。その点で次のサイトが役立ちます。⇒ ThinkPad 8 レビュー【使用編】その2 充電
そのサイトのデータから次のことが分かります。
充電前○% | →充電後○% | 充電に要する時間 | 合計時間 |
0% | →20% | 約30分 | 4時間30分 |
20% | →50% | 約1時間 | |
50% | →80% | 約1時間 | |
80% | →100% | 約2時間 |
1週間に2回充電すると、1年で100回、5年で500回になります。このペースだとすると、5年でバッテリーの性能が半減することになります。
充電時間をコントロールするために、パナソニック ダイヤルタイマー(3時間形)
※バッテリーの消費についても簡単に調べておきましょうか。
大体下記のようになりました(他に動いているプログラムがある場合に異なる結果になります)。
シャットダウン・・・・・24時間で約1%消費(シャットダウンと起動を含む)
スリープ(Bluetoothのみオン)・・・・・24時間で十数%消費
スリープ(WiFiのみオン)・・・・・24時間で十数%消費
結論は、使わないときはシャットダウンしておきます。一方、Bluetooth(又はWiFi)のみオンにしたままスリープの状態で5時間で約3%の消費になりますから、連続的に使うときは、sleepで問題ありませんね。
Windowsタブレットの活用法
さて、まず、Windows8.1の基本操作を覚える必要がありますね。この点に関しましてはこちらをご覧ください。
Windows 8.1チュートリアル
最初に行なうのが、アカウントの設定です。アカウント名はアルファベットの方が誤動作しないようですね。
まず、管理者のアカウントを設定して、サインインオプションで4桁のPINを設定します。それから、もう一つのアカウントを作成してPINを設定しますが、こちらでは「パスワードの入力を常に求めない」設定にしておきます。そのようにして、アカウントを使い分けると便利です。
Windowsタブレットを使いやすくするための重要な設定の1つは、文字サイズの設定です。
surface2の場合の設定ですが、テキストのサイズは、特大(200%)で設定しています(解像度が高いThinkpad 8では250%)。
また、IEのオプションで、ズームを200%に設定すると、ネットの閲覧も見やすくなります(Thinkpad 8では225%)。
さて、セキュリティソフトをインストールします。何にしようか迷いました。最高の性能のカスペルスキーかウイルス駆除性能のG-DATAか。しかし、性能と軽さで評判のESETを使うことにしました。警視庁や東京大学情報基盤センターでも使っているということですから。
ついで、ライブタイルの設定で使いやすくなります。
ライブタイルに登録できるものには次のものがあります。覚えておくと便利です。
(1)IEで表示した各ページ
(2)フォルダ
(3)アプリ
(4)電源ボタン(ショートカットを作成してからスタートにピン留めする)
(5)検索した地図
ライブタイルにピン留めしておいたフォルダは次の通りです。
・pdfファイルのフォルダ
・mp4ファイルのフォルダ
・mp3ファイルのフォルダ
エクスプローラでフォルダを右クリックして、スタートにピン留めします。その際、表示は中アイコンにしておくとダブルタップしやすくなります。(OneDriveの方がタップしやすいですが、フォルダをスタートにピン留めできないようです。)
使用するアプリは、リーダー、フォト、そして、ミュージックです。リーダーだけサムネイルの機能がありませんが、表示の速さや文字の綺麗さは十分で最も実用的です。
また、便利なのが、ライブラリの機能です。見たい動画や画像をライブラリに追加しておくとすぐに呼び出せます。使うアプリは標準の「フォト」などです。
また、テザリングはブルートゥースで行なうとバッテリーが2倍長持ちします。しかし、ペアリングが面倒ですが、この場合、デスクトップ画面にスマートフォンのショットカットを作っておくと、接続が楽になりますね。
Windows8では、画面分割して複数のアプリを同時に表示できます。しかし、ブラウザーの画面を複数表示するには、IE以外に他のアプリが必要になります。Windowsストアで探すと、あんしんブラウザーというアプリがあります。これをインストールしておくとサイトを同時に2つ表示できますね。この場合、surface2の10.6インチ(16:9)が見やすいですね。
Thinkpad8は解像度が高いので文字サイズをかなり大きくしてあり、そのためデスクトップアプリの文字が読みづらくなります。その場合、アプリごとにスケーリングを無効にすることにより解決できます。アプリのショートカットを右クリックして、そのプロパティの互換性のところでスケーリングを無効にできます。(⇒ スケーリング設定で解決!!)
また、デスクトップアプリを使うときはどうしてもマウスの操作が必要になります。そのとき、TouchMousePointerが役立ちます。これをインストールすると、ノートPCにあるポインティングデバイスに似た操作を画面上のタッチで行うことができます。確かに、これはあると便利ですね。
さらに、ビデオやミュージックを多量にダウンロードする場合は、SDカードを利用できます。この場合、下記のようにして規定の保存場所をSDカードに設定できます。
設定→PC設定→PCとデバイス→デバイス→規定の保存場所
・・・・もっと良い使い方がたくさんあるかもしれません。しかし、道具は使いこなせてこそ価値があります。自分の使い慣れた道具で、目的に合わせて最大限の性能を発揮させるなら、誰にも負けないタブレットになりますね。
大きさもOSも異なるので比較にはなりませんが、・・・・
Thinkpad8とSurface2の比較 | |
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価格 | ほぼ同じ4万5千円程度 |
OS | 性能は、Atom Z3795 > Tegra 4 ということですね。やはり、PDFの開き方は若干Thinkpad8の方が早いようです。タッチの反応はSurface2はいいのですが、動作はThinkpad8のほうがきびきびしているように感じます。 また、Windows用のプログラムを特にインストールして使う必要がなければ、Surface2(Windows RT)は良くできたタブレットだと思います。セキュリティソフトがいらないのもいいですね。 |
ディスプレイ | Thinkpad8は文字サイズをかなり大きくしているので、デスクトップ用アプリの文字が読み辛いです(アプリごとにスケーリングを無効にするという解決方法を見つけました⇒ スケーリング設定で解決!!)。8インチではデスクトップアプリは時々使う程度がいいところでしょう。しかし、解像度は申し分なくいいので、ストアアプリならとても見やすいですね!Surface2と比べてThinkpad8の画面は初期状態では少し赤みがかっているように感じます。それで、赤と緑を少し弱く調整するとほぼ同じにできます。明るさは、Thinkpad8は45%、Surface2は40%(後に、Thinkpad8の明るさをもう少しUPしました。明るくするとさらにきれいになります。)でちょうどいいようです。 |
重量 | Thinkpad8は400グラムで持ち運びに便利ですね。ただ、アダプターのコードが太く扱いづらいです。Thinkpad8は外用、Surface2は家用ということになりそうです。 |
まとめ | Surface2はWindows RTですが、ストアアプリのみを使うなら、これはなかなか性能の良いタブレットです。思うに、Thinkpad8がWindows RTで、Surface2がWindowsだったら良かったでしょう。しかし、WindowsのSurface Pro2がありますね。もっとも、タブレットは重さが命ですから・・・。SIMフリー搭載の10.6インチのWindowsタブレットの400gぐらいのものが出るといいですね。もちろん、Windows RTでもかまいませんから。それまで、Thinkpad8は外用、Surface2は家用という使い方で満足しましょうか。 |
タブレットを使うといろいろと変化が起きてきます。その1つはこれまで持ち歩いていた本などの資料をいちいち持ち歩かなくてよくなるということです。PDFなどの形で簡単に大量の資料がタブレットに収まってしまうからです。それで、今回、軽量のタブレット収納ポケット付ビジネスバッグを購入しました。いろいろ探した結果、ワールドトラベラーのバルカン ショルダーバッグ